川崎病と入院生活
引っ越して半年後、息子が川崎病で入院することになりました。
発熱から5日目なので、すぐに治療を始めた方がいいととのことで、書類にサインし、点滴治療が始まりました。
病院に着いた頃は発疹以外の症状はあまり出ていなかったけれど、次第に目や舌が赤くなっていきました。熱が高いので元気がなく、治療を初めてからもなかなか熱が下がらず、むくみも出てきて、不安でした。
大部屋だったので、気も使うし、元々偏食で、食事はほとんど食べないし、付き添いの親の食事は出ないので、自分で用意しなければならないし(お金を払って用意してもらうことはできたけれど、たしか利用方法が不便だったのでやめました)、トイレも点滴を抱えてついていかなければならないし、病気そのもの以外にもストレスはありました。
が、不思議と慣れてくるもので、夫が来てくれている間に買い物に出たり、洗濯機も使ってみたり、熱が下がってからはシャワー室も使ったりもして、2、3日熱がすっきりしない状況は続いていましたが、次第に落ち着いて元気になりました。後半の1週間は念のための入院ということで、元気になってからの方が早く帰りたくて1日が長く感じました。
息子が寝てからAmazonプライムでドラマを観たりして、なんとか乗り切りました。
入院してすぐは、どうしてこんな事になったのか、偏食だからと諦めて色々食べさせなかった自分のせいなのか、こんな時頼れる人は夫しかいないし、なんで、どうして、と、悲しくなって一回だけ泣きました。
そんな中、夫の両親がお見舞いに来てくれたり、幼稚園の先生も来てくれたり、幼稚園で知り合ったばかりのお母さん方が、最近見ないからと連絡をくれたり、お見舞いに来てくれようとしたり、(院内感染の恐れがあるので子連れでのお見舞いはできなかったのでお断りしましたが、後日自宅のポストにお見舞いメッセージを届けてくれてました。。今思い返してもかなり素敵な方だったなぁ)
私と息子の人生の中で大変な瞬間ではあったけれども、嬉しいと思えることもありました。
ただ、この川崎病、治療後も厄介な病で、5年間は術後経過を診ていかなければなりません。
そのため引っ越す度に紹介状を書いてもらい、治療した病院ではないところで、検査を受けなければならないのです。
あくまで我が家の場合ですが、、神戸→高崎→現在札幌にて最後の検診を行わなければなりません。小学校入学時にも主治医のサインを提出しなければならなかったし、主治医って治療した先生じゃないのに。。とか、もう、とにかく転勤、引っ越しがなければしない苦労をこんなところでもしているのですよ!