夫うつ病?
神戸へ引っ越して、半年ほど経つと、息子が川崎病になり、2週間入院しなければなりませんでした。
まだ知り合いもほとんどおらず、頼れるのは夫だけ。
夫の実家は割と近かったのですが、ご両親は高齢だし、これまでも離れて過ごしていたので、日々の事を頼れる存在ではありませんでした。ですが、夫が実家に連絡した際には、入院時に必要なものを(スリッパや洗面器など)義理母が教えてくれたようです。
お見舞いにも来てくれました。
普段は実家を毛嫌いしている夫ですが、あの時は心強かったのではないかと思います。
そして退院後、夫が少しずつ会社を休むようになりました。
夫は新入社員時代、休職していたことがありました。私と出会う前の事でしたが、それを聞いた時には、復帰できたことがすごいね、という事を伝えたと思います。
出会った頃は、仕事も趣味も充実していたようで、休むような人には見えませんでした。
理由はひとつではなかったとは思いますが、その時の上司との関係に悩んでいたようです。
神戸でも上司との相性が悪かったのと、初めての仕事で、わからないことが多かった為か、遅くまで飲んで、帰宅してはぶつぶつと、上司の文句を言ったりしていました。独り言なのですが、怖かったです。
そして休み始める。休んで寝ている。
困りました。息子も泣いて幼稚園を嫌がる、夫も会社に行きたくない。知り合いもいない中必死で慣れようと努めているのは私だって同じ。
私には夫がとてもわがままに思えました。
夫の仕事で引っ越しをしているのだから、前向きに、家族を思って頑張って欲しい。家族を大切に思う気持ちがあれば、乗り越えるしかないのではないか、と。
誰にだって嫌なことはあるし、合わない人もいる。折り合いつけて頑張ってくしかない。
そんなふうにしか思えないし、声をかけれませんでした。
夫は細かい事によく気がつき、普段生活の事に関してはしっかりしているし、頼りになります。けれど、他人の言動に敏感で、傷つきやすい面もあるようです。
また、ネガティブなのにプライドも高く、評価されない事に耐えられないと見受けられます。
書いてるだけて苦しい生き方してるなと思う。
転勤とうつ病。
理想の自分と希望の仕事、現実の自分と未知の場所と仕事。
異動の度に心を病んでいては、付いて行く家族も笑顔にはなれませんよね。
休みがちになった夫に対して、会社は話を聞いてくれたり、励ましてくれる人もいたようで、少しずつ元気にはなって行きました。
まぁ、慣れたのだろうと思います。
が、後々この上司と反りが合わないということが、次の転勤に影響を与えます。
ちょっと暗い内容になってしまいましたが、神戸にいる間、それなりにいろいろなところへ出掛けて、楽しい思い出もあるので、次回はそれも記録していこうと思います。