川崎病 息子3歳の夏
引っ越してから約半年、ようやく園生活に慣れてきた頃、子どもが高熱を出しました。
いつもなら1〜2日で下がる熱がなかなか下がらず、解熱剤も効かない。3日目も高熱が下がる様子がなかったので、4日目の朝着替えをさせようと服を脱がせると全身に発疹が。子どもは熱があっても割と元気があったりするれど、この時はだいぶぐったりしていました。
小児科を受診すると、プール熱かそうでなければ川崎病の疑いがある、とのことで、プール熱の検査はその場でできましたが陰性。そのまま紹介状を渡され、大きな総合病院に行くよう指示される。看護師さんにお母さん、まずは落ち着いて聞いてねって言われて、病院の道を説明されたのを覚えています。顔が相当強張っていたんだと思う。
川崎病の症状として、目、舌、手が真っ赤になるのだけれど、この時はあまりその症状は強く出ていなかったので、総合病院についてからも検査するまでははっきり断定されませんでした。
この日はたまたま土曜日で、夫も一緒に小児科へ行ってくれていたので、そのまま車を走らせ、総合病院へ。
紹介状はあっても診察までの待ち時間が長く、ぐったりした息子が本当にかわいそうでした。そして、検査の為、一人別室へ連れていかれ、採血の為にベットに縛られる。お母さんは見ない方がいいと言わんばかりに部屋のドアを閉められました。息子の泣き叫ぶ声が廊下まで響き渡り、こちらまで泣きそうになりました。
どうか陰性でありますように・・・。
が、結果は川崎病。
熱が出始めてからの日数を考えるとすぐにでも治療を開始した方がいいとのことで、色々な書類に一気にサインをさせられて、そのまま入院することになりました。もちろん母子共に。
この時は夫がいてくれて本当によかった。
息子は次第に目や舌が真っ赤に。
入院に必要なものを夫と交代で取りに行き、息子と二人、二週間の入院生活が始まりました。